松山市議会 2020-09-15 09月15日-05号
平成最悪の水害と言われた平成30年7月豪雨からはや2年が経過し、県内では今もなお仮設住宅で生活され、生活再建のめどが立たない方もいらっしゃる中、初めにも申しましたが、今年7月には梅雨前線の停滞により、熊本県を中心に九州や中部地方など、日本各地で記録的な大雨となり、多くの地点で観測史上最多の降水量を記録しました。
平成最悪の水害と言われた平成30年7月豪雨からはや2年が経過し、県内では今もなお仮設住宅で生活され、生活再建のめどが立たない方もいらっしゃる中、初めにも申しましたが、今年7月には梅雨前線の停滞により、熊本県を中心に九州や中部地方など、日本各地で記録的な大雨となり、多くの地点で観測史上最多の降水量を記録しました。
ここ愛媛でも平成最悪の水害と言われた西日本豪雨災害を経験しました。島嶼部をはじめ、各地域で発生した土砂崩れや家屋の浸水などにより貴い命が奪われ、大切な財産が押し流された悲しい経験は、決して繰り返すことなく、穏やかな生活が送れることを切に願うばかりです。私が住む中島地域でも、島の至るところで多くの方が被害を受けましたが、現在では復旧も進み、以前の生活を取戻しつつあります。
近年の災害を振り返ってみますと、一昨年の西日本豪雨では多くの地域で河川の氾濫や浸水被害、土砂災害が発生し、死者が200人を超える甚大な被害となり、平成最悪の水害と報道され、本市でも住宅の倒壊や床上床下浸水などが市内の各地域で発生し、怒和島では3名の方が土砂崩れに巻き込まれる痛ましい被害が出るなど、人の力ではどうすることもできない自然の脅威を痛感させられました。
さて、平成30年7月豪雨は、台風7号と前線の影響で、西日本を中心に全国的に広い範囲で大雨となり、河川の氾濫や土砂崩れが各地で発生し、死者が200名を超えるなど、平成最悪の水害として報道されています。中でも広島県、岡山県、愛媛県の被害が大きく、連日、テレビでは、濁流が民家をのみ込み土砂が民家を破壊するといった映像が流され、自然災害の脅威を改めて感じました。
また、平成最悪と言われる西日本豪雨の被災地である倉敷市でも、人手不足や車両不足のため物資が滞留し、避難所への物資供給が遅延しました。予定していた職員や車両がそろわない、五月雨式に全国から物資が届く、計画どおり物資を運べない、こうした悪循環が各地で見られることから、災害用物資をどれだけどのような場所に確保するのが適切か、いま一度慎重に再検討しておく必要があると思います。
さて、平成最後となりますこの夏は、平成最悪の被害をもたらした豪雨が、町内はもとより県内外を襲ったかと思うと、気象庁が、今年の夏の危険な暑さは災害との認識を示すほどの猛暑に加え、台風が次々と発生をし上陸、さらには最大震度7を観測した北海道地震と続き、まさに災害列島としか言いようがなく、大きく変化する気象状況にどう対応していくかが喫緊の課題となってまいりました。